2019-03-17 蒜 俳句 蔵王脊に蒜洗ふ夕まぐれ 蓬田紀枝子 今日、初めてニンニクの芽を食べてきた。苦くてびっくりした。春のものはなぜこうも苦いのか。 東北を東西に分かつ蔵王連峰。掲句では、その巨大な対象からニンニクという一気に小さなものへと移り変わる視点の切り替えが、懐かしい風景の中に組み込まれている。