2019-03-23 彼岸 俳句 竹の芽も茜さしたる彼岸かな 芥川龍之介 父母が地元を遠く離れていたため、彼岸に墓参りをしたことがない。一度くらいしてみたいものだ。 出たばかりの芽は暗めの赤い色であることが多い。竹の芽も例に漏れず、茜色を帯びていたのだろう。「茜さしたる」という視覚の切り取りもさることながら、「も」の一音だけで春のにぎわいが増している様が見事。